情報処理技術者試験のすすめ(2)

令和最初の情報処理技術者試験(秋)の申し込み受付日が近づいてきました。 試験は10月20日ですが、申し込みは 7月11日から 8月14日18時までです(インターネットの個人申し込みの場合)。 前回は情報処理技術者試験の概要を書きましたが、今回は受験する順番などを説明したいと思います。

試験制度全体の大まかな構成は、基本 ⇒ 応用 ⇒ 高度 の3段階です。 IT関連の企業であれば、学生のうちか入社後すぐに基本情報を取り、3年から5年で応用情報を目指すというイメージかと思います。20歳代でこれから受験という場合にはこの順番で受けるか、いきなり応用情報を受けるのがいいでしょう。過去問題がすべて公開されているので、難易度を見て判断してください。

30歳以上でそれなりのキャリアや知識がある方は、いきなり高度情報処理を受験するという方法もありかと思います。というのも、分野ごとに試験を行う高度情報に対し、応用情報は難易度は下がりますが試験範囲が広いためそれなりに準備が必要になるからです。一方、応用情報に合格すると、高度情報の4つの試験のうち1つが免除になるという特典があります。まずは過去問を見てのご判断となりますが、私としては、応用情報に合格したら高度情報とは別に報奨金が貰える立場にある方は応用情報を、それ以外の場合には高度情報を受験することをおすすめします!

高度情報の試験区分に迷ったら、 情報処理安全確保支援士試験にトライするのがいいと思います。理由は、ほかと比べて難易度が低めだと思われるのと、ほかの高度情報試験が年に1回しか実施されないのに対し、 安全確保支援士試験だけ、春と秋の2回実施されるからです。落ちた場合もすぐにリベンジする機会があるということで、モチベーションの維持にもつながります。

試験日と申込期間が少し離れているので、申し込みをし忘れないようにしましょうね。みなさん一緒に頑張りましょう。



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